数年前の冬に友達の結婚式が、都内のホテルであった。
2次会、3次会と盛り上がり、私は終電で山手線に乗り込んだ。
乗換えのため新宿で下車、階段を下りて地下通路へ。
すると、地下通路のはじっこに座り込んでる泥酔女が一人。
『おぉ~?』と思いつつ足を止め、
タバコを吸いながらしばし観察。
周りを見ても連れはいない模様。
年齢は24~26歳、アップにした栗色の髪がそそる。
白のツーピースっぽい洋服の上にベージュのコート。
服装や荷物の感じから、こいつも結婚式帰りだと確信。
夜中の1時近かったけど人通りが多く、
近づくのを躊躇したがお互い結婚式帰り、
この偶然を生かさない手はないと
思い切って彼女の方へ歩み寄った。
周りの通行人の反応は?・・・よし、大丈夫そうだ。
彼女はペタッと女座りをして頭を垂れている。
顔が確認できない。
彼女の両肩に手をやり、小声で
『大丈夫ですか?』と囁いてみる。
『う~ん、う~ん』と唸るばかりで目も開けない彼女。
顔を見ると、思ったよりカワイイ。
目を閉じてるものの、渡辺マリナか深津絵理に似てるかも。
目元のキラキラしたラメと香水の香りがそそる。
【「ちょっ、ちょっと~やめてー」結婚式帰りの泥酔女をお持ち帰り】の続きを読む